
【第2回】
2016年1月11日(月)~2016年1月17日(日)の出来事より
社会の状況は日々刻々と変化をしています。このコーナーで、主な出来事について、その概要を理解することに加えて、日常的に「新聞を読む」「ニュースを見る」などの習慣をつけていくようにしましょう。
≪問題1≫
衆議院の議員定数に関する内容で、( )に入る適切な数字の組み合わせはどれか?
*衆院の選挙制度改革を検討する有識者調査会が1月14日に提出した答申では、衆議院の議員定数は現行の( A )から( B )削減するとした。
① A:242 B:5 ② A:475 B:5 |
③ A:568 B:5 ④ A:242 B:10 |
⑤ A:475 B:10 |
≪問題2≫
経済産業省が1月12日に決定した方針では、「都市ガスの小売り全面自由化」の実施はいつからとしたか?
① 2016年10月 ② 2017年4月 ③ 2017年10月 |
④ 2018年4月 ⑤ 2018年10月 |
≪問題3≫
次の説明文はどの国に関するものか?
*1月16日に投開票された選挙で、史上初の女性国家元首が誕生。民進党が8年ぶりに政権を奪回した。
① 台湾 ② 中国 ③ 韓国 |
④ ミャンマー ⑤ インドネシア |
≪問題4≫
医療の必要性が低い高齢者の社会的入院が問題となっている「療養病床」の再編に向けた、厚生労働省の有識者検討会の報告書では、全国の約33万床のうちどれだけを廃止するとしたか?
① 約8万床 ② 約10万床 ③ 約12万床 |
④ 約14万床 ⑤ 約16万床 |
≪問題5≫
国際サッカー連盟(FIFA)が、男子の世界年間最優秀選手「FIFAバロンドール」に選出した選手は誰か?
① クリスティアーノ・ロナウド ② ネイマール ③ ルイス・スアレス |
④ リオネル・メッシ ⑤ ハメス・ロドリゲス |
【解答と解説】
≪問題1≫ 解答:⑤
有識者調査会は、違憲状態とされる「一票の不平等」の是正や定数削減の具体案を盛り込んだ答申を大島理森議長に提出した。議員定数は現行の475から10削減して465とする。小選挙区は現行の定数295から「7増13減」で6減、比例代表は定数180から「1増5減」で4減。小選挙区間の「一票の格差」が2倍以上になった際は、現在は10年ごとの区割り見直しを5年とすることも提言した。
答申は、最高裁判決で違憲状態と指摘された「一票の不平等」を是正するためとして、都道府県への議席配分は人口により比例しやすくなる「アダムズ方式」の採用を求めた。10年ごとの大規模国勢調査に基づき、各都道府県の配分数も変更する。新方式では都道府県間の「一票の格差」が現行の1.78倍から1.62倍に縮まる。
≪問題2≫ 解答:②
都市ガスの契約先を自由に選べるようになる家庭向けの小売り自由化について、経済産業省は、自由化の時期を2017年4月1日とすることを決めた。
ことし4月1日の電力小売り全面自由化に続き、家庭へのエネルギー販売が規制緩和される。大手電力や都市ガス、石油元売り、通信会社などの競争が本格化する。電気とガスのセット割引など、料金の低下や多様なサービスの提供につながりそうである。
経産省が1月12日の有識者会合で提示した。「17年をめど」としていた実施時期を明確にした。家庭向けの都市ガスの市場規模は約2兆4千億円で、業態や地域の垣根を越えた企業の参入を促す。
≪問題3≫ 解答:①
台湾総統選が1月16日投開票され、台湾独立志向の最大野党、民主進歩党(民進党)の蔡英文主席が与党国民党候補らに圧勝し、初当選した。民進党は8年ぶりに政権奪還し、台湾史上初の女性総統が誕生する。
民進党は、同時実施された立法院(国会、定数113)選でも躍進、台湾メディアによると、68議席と初の過半数獲得を達成した。
蔡氏は4年前の総統選で国民党現職の馬英九氏に惜敗したが、今回は2位に300万票差をつけた。
台湾総統選は6回目。投票率は66.2%(前回74.4%)で過去最低だった。
≪問題4≫ 解答:④
医療の必要性が低い高齢者の社会的入院が問題となっている「療養病床」の再編に向け、厚生労働省の有識者検討会は1月15日、報告書をまとめた。全国の約33万床のうち約14万床を廃止する。医師らが常駐して医療と住まいが一体となった2種類の施設を新たに設け、2018年度以降、これらを含めた別の施設への転換を促す。
療養病床は家族が自宅で介護できなかったり、施設に入れなかったりする高齢者の長期利用が多く、社会保障費が膨らむ一因とされる。政府は約14万床を17年度末までに廃止する方針を既に決定しており、報告書もこの方針を踏まえた。既存施設の活用や改装などで、現在入院中の患者が退院を迫られることは避けられる見通しである。
≪問題5≫ 解答:④
国際サッカー連盟(FIFA)は2015年の各賞を発表し、男子の世界年間最優秀選手「FIFAバロンドール」にアルゼンチン代表FWメッシ(バルセロナ)を選出した。3年ぶり5度目。
10年にFIFA最優秀選手と一本化されたフランス・フットボール誌の「バロンドール」時代を含め史上最多となる。
昨季はスペイン1部リーグで43得点し、欧州チャンピオンズリーグ(CL)でも10点を奪ってスペイン国王杯と合わせた3冠獲得に貢献した。各代表チームの監督と主将、記者の投票で41.33%の支持を集めた。
女子の最優秀選手と監督は女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会を制した米国代表のMFロイドとエリス監督が初受賞となった。女子の最優秀選手と最優秀監督で最終候補に残った日本代表のMF宮間あやと佐々木則夫監督は選出を逃した。
◎次回は2月1日(月曜日)更新予定となります。
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