
【第7回】
2016年2月15日(月)~2016年2月21日(日)の出来事より
社会の状況は日々刻々と変化をしています。このコーナーで、主な出来事について、その概要を理解することに加えて、日常的に「新聞を読む」「ニュースを見る」などの習慣をつけていくようにしましょう。
≪問題1≫
内閣府が発表した2015年10~12月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は、物価変動を除く実質の年率換算でどれだけか?
① 2.1%減 ② 1.4%減 ③ 0.7%減 |
④ 0.7%増 ⑤ 1.4%増 |
≪問題2≫
首脳会談に関する内容で、( )に入る適切な語句の組み合わせはどれか?
*安倍晋三首相は2月15日、パレスチナ自治政府のアッバス議長と官邸で会談し、約( A )の政府開発援助( B )を供与すると表明した。
① A:36億円 B:NGO ② A:86億円 B:NGO |
③ A:36億円 B:ODA ④ A:86億円 B:ODA |
⑤ A:36億円 B:PKO |
≪問題3≫
総務省が2月16日発表した2015年の総世帯の家計調査によると、1世帯当たりの消費支出は1カ月平均でいくらか?
① 18万7126円 ② 21万7126円 ③ 24万7126円 |
④ 27万7126円 ⑤ 30万7126円 |
≪問題4≫
音楽賞に関する内容で、( )に入る適切な語句の組み合わせはどれか?
*世界最高峰の音楽の祭典第58回( A )で、日本からは( B )の小澤征爾さんが受賞した。
① A:アカデミー歌曲賞 B:指揮者 ② A:アカデミー歌曲賞 B:作曲家 |
③ A:グラミー賞 B:指揮者 ④ A:グラミー賞 B:作曲家 |
⑤ A:ゴールデンディスク賞 B:指揮者 |
≪問題5≫
2月20日、フィギュアスケート女子の四大陸選手権で初優勝した選手は誰か?
① 宮原知子 ② 浅田真央 ③ 本郷理華 |
④ 村上佳菜子 ⑤ 長洲未来 |
【解答と解説】
≪問題1≫ 解答:②
発表によると、2015年10~12月期のGDP速報値は、物価変動を除く実質で前期比0.4%減、このペースが一年間続くと仮定した年率換算は1.4%減で、二・四半期ぶりのマイナス成長となった。暖冬の影響で個人消費が振るわず、輸出も伸び悩み、景気低迷が続いていることが示された。
GDPの内訳は、個人消費が前期比0.8%減で二・四半期ぶりのマイナスとなった。
輸入は内需の不振を反映して1.4%減った。輸出は0.9%減となり、訪日外国人の消費が下支えとなったものの、中国など新興国や米国向けで弱さが目立った。
設備投資はソフトウエアや電子通信機器関連が増えて1.4%増と二・四半期連続のプラス。堅調だった住宅投資は1.2%減とマイナスに転じ、公共投資も2.7%減と二・四半期連続で落ち込んだ。
≪問題2≫ 解答:④
安倍晋三首相は、パレスチナ自治政府のアッバス議長と官邸で会談し、食料や医薬品などの提供に充てるため、約86億円の政府開発援助(ODA)を供与すると表明した。イスラエルとパレスチナの紛争終結を目指す中東和平交渉の進展に向けて一層の役割を果たすことも約束した。
会談後の共同記者発表で、首相は約86億円の支援について「パレスチナ市民の生活水準の向上につながる」と強調。日本が主導するヨルダン川西岸の開発構想「平和と繁栄の回廊」の取り組みを進める考えも表明した。
≪問題3≫ 解答:③
発表によると、1世帯当たりの消費支出は1カ月平均24万7126円で、物価変動を除いた実質ベースで前年比2.7%減となった。14年に続き2年連続の減少。
14年1~3月期は消費税増税前の駆け込み需要でかさ上げされており、15年はその反動が出た。暖冬で冬物衣料への支出が減ったことも響いた。
名目では1.7%減と4年ぶりの前年割れ。円安で生活に身近な食品などが値上がりし、家計が節約志向を強めていることも消費低迷の背景として考えられる。
単身世帯を除く2人以上の世帯の消費支出は28万7373円となり、実質で2.3%減少した。
≪問題4≫ 解答:③
「第58回グラミー賞」の発表・授賞式が、米ロサンゼルスで開かれ、日本からは指揮者の小澤征爾さんが最優秀オペラ録音部門で受賞した。小澤さんは8度目のグラミー賞ノミネートで初の快挙となった。
受賞作品は2013年8月に長野県松本市で開かれた音楽祭「サイトウ・キネン・フェスティバル松本(現セイジ・オザワ松本フェスティバル)」で指揮したラベル作曲の歌劇「こどもと魔法」を収めたアルバムで、演奏はサイトウ・キネン・オーケストラ。
セイジ・オザワ松本フェスティバル実行委員会の委員長は「小澤総監督が1年の休養から復帰した年で、天皇・皇后両陛下をお迎えした記念すべき年だった。これからも高い芸術性を、世界に発信し続けたい」とコメントした。
≪問題5≫ 解答:①
欧州以外の国・地域が参加する四大陸選手権で、女子は宮原知子が自己ベストを大きく更新する合計214.91点で初優勝した。ショートプログラム(SP)に続いてフリーも自己ベストを更新する142.43点でトップだった。
長洲未来(米国)が合計193.86点で2位。SP4位の本郷理華がフリー5位で、181.78点の3位に入った。SP2位の村上佳菜子は、フリーで13位に沈み、7位だった。
ペアの須藤澄玲、フランシス・ブドローオデ組は合計145.33点で9位に終わった。隋文静、韓聡組(中国)がSP、フリーとも1位の221.91点で優勝した。
◎次回は3月7日(月曜日)更新予定となります。
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